【季節の俳句】2007年バックナンバー
- 山国の 虚空日わたる 冬至かな
飯田 蛇笏
- 銀杏ちる 兄が駈ければ 妹も
安住 敦
- 秋の暮 山脈いづこへか帰る
山口 誓子
- 秋風や 模様の違ふ 皿二つ
原 石鼎
- 籐椅子に 海荒るる日の 衿きよし
中嶋 秀子
- 紫陽花の 毬の日に日に 登校す
星野 立子
- 紫陽花の 毬の日に日に 登校す
星野 立子
- 風吹けば 来るや隣の 鯉幟
高浜 虚子
- さきみちて さくらあをざめ ゐたるかな
野澤 節子
- 御雛を しやぶりたがりて 這ふ子かな
小林 一茶
- 白梅に あくる夜ばかりと なりにけり
与謝 蕪村
- 福寿草 咲いて筆硯 多祥かな
村上 鬼城