研究科・コース紹介
研究科長あいさつ
福祉経営コース
少子高齢社会、グローバル化する社会、情報社会そして災害の激甚化に直面する我が国は、政府、企業、団体そして個人が協力して課題を解決することが重要な時代になっています。しかしながら、福祉の領域では非営利、営利、公のセクターにおいて、これらの問題解決のための支援をする人材確保が危機的状況にあり、とりわけその課題に取り組むリーダーを必要としています。
本大学院の修士課程福祉経営コースは、福祉サービス事業の経営戦略とマネージメントを福祉の基本的価値観を基盤に、福祉事業経営のガバナンス、財務会計管理、福祉起業家精神、福祉事業組織及び人的資源管理の知識等の理解を深める包括的な学びを通して、福祉事業のリーダーとしてのスキルを修得することができるように教育編成をしています。
また、科学的な根拠に基づく判断に必要なデーターサイエンスのスキルや災害のような予期せぬ事態に対応できるリーダーに必要な力を養います。
心理臨床コース
2017年に始まった公認心理師制度の養成課程を、大学院修士課程の心理臨床コースに設置しました。心理臨床コースは心理アセスメント、心理支援、コンサルテーション、心の健康教育・啓発の基本業務の修得を基本としますが、発達障害や虐待、ひきこもり等の複数領域のテーマにも活動・協働できる力が求められています。問題が重層化する社会・組織・家族・個人の抱えている困難に対応できる公認心理師を目標に、福祉の基本を学び、公認心理師の資格取得のための国家試験に備えます。