入試概要

カリキュラム・ポリシー

全学ディプロマ・ポリシー(以下、DP)を基に、本学では「全学共通科目」と、各学部のDP及びカリキュラム・ポリシー(CP)に基づく科目を配置する。
全学共通科目は、知行合一の教育理念のもと学生の人格陶冶と主体性形成を主柱とし、社会生活における問題解決能力と創造力、地域社会の振興に寄与できる能力を涵養することを目的とする。 したがって、そのプログラム形態は実践活動、演習、講義やゼミナール形式など多岐にわたる。 しかしながら、評価には「探求の過程」と「学生が何を成したか」という一貫した観点を有している。 これらは、各学部の専門とする学問領域修得の素地となり、また、同時に一人の人間として統合・発展させる要素を含んでいる。 そして、これらのカリキュラムの効果を高め、目標を達成するための活動として、「礼の実践」を位置づける。

本学のポリシーに基づく全学共通科目

1.基礎演習及び総合演習

本学の人間教育の要であり、4年間または2年間の一貫した理念に基づく共通科目である。以下の5つの全学共通プログラムを実施し、本学が掲げる4つの教育目標の到達を目指す。

  • ①建学の精神と実践教育プログラム
  • ②心身の健康プログラム
  • ③地域貢献プログラム
  • ④学習統合プログラム
  • ⑤進路・資格取得プログラム

2.ボランティア活動

現場での実践活動と学内との学習過程との循環を通して、対人援助職としての態度や価値観を養う。 基本的な心構えだけでなく、専門職として獲得すべき将来の目標を学生自らが認識する機会を提供するため、以下の到達目標を含む。

  • ①ボランティア活動の意義を理解し、自ら計画し主体的に活動ができる。
  • ②住民や施設利用者等との関わりから自らを省み、態度や思考の有り様を認識できる。
  • ③実践活動を省察しチームワークやリーダーシップのあり方を理解し、自らが獲得すべき発展的な学習課題へと還元できる。

3.その他の科目

本学の建学の精神や教育目標そのものを理解する素地となり、また、社会現象の根源を問い考える基礎知識を培養すべく、哲学や道徳に関する科目を置く。 専門性のみならず多角的視点から考察できる学生を育成する。 さらに、社会的要請に応える多様な専門職の連携に基づく実践能力を身に付けるため、専門職連携に関する科目を配置する。

カリキュラムを支える「礼の実践」

「礼」は、社会の秩序を維持するための法律や法則、伝統的な制度や風俗、習慣などのきまりであり、日常生活におけるマナーにまで至る。 そして、人が行動する時に守らなければならない作法として「礼儀」がある
人間は、社会の中の一人として社会全体が良くなるための生活態度を持たなければならない。 本学では、日常の礼儀作法としての「挨拶」と心の持ち方としての「環境美化」を、カリキュラムを支える重要な活動として位置付ける。 挨拶は社会生活を円滑に進めるための日常生活に欠かせない行為であり、他者とのコミュニケーションの第一歩である。 環境美化は清掃という行為を通して、他者への配慮(仁の具体的現れ)と自己研鑽に励む態度(克己)を養う機会と実践の場である。 この相互に補完しあい発展的機能をもつ実践と教育との総体を、建学の精神を反映した本学の人材育成とする。

  • ⅰ 鈴木利定・中田勝「咸有一徳 修訂第2 版 昌賢学園の全人教育」中央法規(2014)
    p43 解説(4)p61 解説(4)より

社会福祉学部 カリキュラム・ポリシー

全学及び社会福祉学部のディプロマ・ポリシーを基に、社会福祉学部は、1)知の継承と2)知の還元という2つの観点から体系的にカリキュラムを編成し、講義、演習、実習等を適切に組み合せた授業を開講する。

1.知の継承

知の継承とは、先人が培ってきた知識や技能などの財産を大学で展開するカリキュラムを通して受け継ぐことである。「継承」には、単なる知識の獲得だけでなく、それを活用できる水準まで学生自身が統合する過程を含んでいる。獲得した知識を応用し発展させ、具体的実践の想定ができて初めて、知識は伝達できる形に整理される。したがって、この観点では具体的実践に移る前段階の学修を中心に構成する。
この観点に基づき、社会福祉学部のカリキュラムにはある事象を理解しそれに関する応用や発展、問題解決の方策を想定できる水準に到達するための学修内容を配置する。具体的には、「基礎知識の継承」と「専門知識の継承」という2つに大別される。

(1)基礎知識の継承

社会福祉学部では、本学の建学の精神である「仁」を中心とした人としての教養と倫理観を身に付けるため、日常生活に即した実践活動において自らを律し、礼儀・真心の修得を目指す。また、生活の基盤となる法律や制度を学び、地域の人や子どもと関わる中から人の生活上の課題を発見し、自分自身の考えを相手の立場に立って表現するための知識・態度の修得を目指す。
これらを修得するために、「仁」に基づく教養と倫理観を学ぶ講義を必修科目として配置する。また、人の尊厳と様々な社会の動向を理解するための基礎となる哲学、法学、社会学、言語学、文化人類学、情報リテラシーを学ぶための科目を設置する。
上記の修得内容と科目編成を踏まえ、主に講義と演習の授業形式を用いる。また、環境美化活動やボランティア活動をはじめとする本学における日常生活の中に設置された実践活動の中で、学生が分析した生活上の課題やそこでの学びについて講義内で積極的に活用する。
これらの学修成果の評価では、知識の学修状況の評価を目的としたテスト形式・レポート形式と、授業への取り組みの評価を目的としたポートフォリオ形式等を組み合わせて実施する。

(2)専門知識の継承

社会福祉学部では、福祉・教育の専門職として必要となる知識・技術を身に付けるため、人の成長・発達、地域資源、職業倫理等の知識の修得を目指す。また、人や子どもと関わる中から支援対象者を理解する能力やコミュニケーション能力の修得を目指す。
これらを修得するために、福祉・教育の専門職として必要とされる社会福祉学・教育学・保育学を体系的に学ぶための講義・演習を各段階に配置し、進路選択時に広く福祉・教育の専門知識が活用可能な科目を設置する。
上記の修得内容と科目編成を踏まえ、主に講義と演習、実技の授業形式を用いる。演習形式の授業では、授業内の発表・討議に向けた事前準備と授業後の振り返りを含めて学修を進める。
これらの学修成果の評価では、知識の学修状況の評価を目的としたテスト形式・レポート形式と、授業や演習への取り組みの評価を目的としたポートフォリオ形式、実技の達成状況の評価を行うパフォーマンス形式等を組み合わせて実施する。

2.知の還元

知の還元とは、修得した知識や技能を磨き、それらを学内外で共有し、さらに次の世代の人々に伝えていく実践である。「還元」が目指す実践には、学生が卒業後にそれぞれ居住する地域での実践活動を含めており、在学中の群馬県を基盤とする様々な実践活動を通して他の地域でも活用できる能力や知識の涵養を目指す。したがって、この観点では、修得した知識や技能を応用し、専門的実践能力の向上や創造的な思考に基づく実践活動を展開することを中心に構成する。
この観点に基づき、社会福祉学部のカリキュラムには専門職としての実践能力を向上するための実習をはじめ、国際化の潮流の中でローカルな問題をグローバルに考える、または、グローバルな問題をローカルなレベルに応用する実践能力を身に付けるための学修内容を配置する。具体的には、「地域への還元」と「専門職としての実践」という2つに大別される。

(1)地域への還元

社会福祉学部では、獲得した知識を地域に還元する能力を身に付けるため、居住する地域について理解し、地域で生じている問題の解決に向けた手立てを導く力の修得を目指す。
これらを修得するために、群馬県内を中心とした近隣地域の歴史・祭事等の特徴を取り上げる機会を講義内外において設ける事に加え、必修としているボランティア活動において地域の福祉施設・教育機関の現状を実践的に学修する。また、福祉・教育・保育の専門知識を地域に還元する方法を学修する科目を配置する。
上記の修得内容と科目編成を踏まえ、主に講義と演習、実技、フィールドワークの授業形式を用いる。特に地域の特徴、課題の分析と手立てを考察し、自己の適性や望ましい職業観の理解、地域貢献に繋がるよう指導する。
これらの学修成果の評価では、地域に対する知識とその活用に向けた思考や態度の評価を目的としたテスト形式・レポート形式、フィールドワーク時の記録等を用いたポートフォリオ形式等を組み合わせて実施する。

(2)専門職としての還元

社会福祉学部では、実践的な活動から課題を具体的に見出し、思考する能力を身に付けるため、獲得した知識を基に実習やボランティア活動の経験を通じて支援対象者の課題を発見し、解決する方法を考察できることを目指す。また、各専門職としての実践場面における課題に対して、職業倫理に則って思考できる能力、よりよい実践に繋げていくための省察を行う能力、実践を円滑に行うための表現スキルの修得を目指す。
これらを修得するために、各実習に向け、福祉・教育・保育の専門知識を用いたアクティブ・ラーニング型の演習科目を配置する。また、実施した実習での経験を省察・検討する事後指導を中心とした演習科目を配置する。
上記の修得内容と科目編成を踏まえ、主に講義と演習、実技、実習の授業形式を用いる。ここでは講義と演習を通じて積み重ねてきた知識を活用した実践の発表とその省察を能動的に行える授業を目指す。
これらの学修成果の評価では、活動の成果と表現の評価を目的としたポートフォリオ形式やパフォーマンス形式等を組み合わせて実施する。

看護学部 カリキュラム・ポリシー

看護学部は、建学の精神「仁」、教育理念としての「知行合一」の精神の基に、人間力の涵養として「全学共通科目」を配置し、実践の科学である「看護学」は、文部科学省・厚生労働省令「保健師助産師看護師学校養成所指定規則」の規定に基づき編成する。
看護学の概念は、『人間』を中心として互いに影響しあう『環境』『健康』『看護』の4つの概念の思考を基盤とし、その上に専門職業人としての探究心を育み、人間性豊かな幅広い教養を身に付け、科学的根拠に基づいた看護活動が展開できる能力を身に付けられるように教育課程を構成する。具体的には、全ての学生が看護師国家試験受験資格を、また選抜により保健師国家試験受験資格を同時に得られる教育内容で構成し、さらに保健師資格で取得可能な養護教諭二種免許状から、よりレベルの高い養護教諭一種免許状取得可能な教育課程を構成する。教育課程の編成方針は以下のとおりであり、教育課程の体系的編成については、ディプロマ・ポリシーがどの授業で達成されるかの関係を『カリキュラムマップ』で展開し、授業科目の履修順序性や関連性を『カリキュラム履修系統図』で構築し体系化する。さらに、学修内容、学修方法、学修成果の評価については各授業科目のシラバスで明示する。

1.建学の精神「仁」、「知行合一」の教育理念の基に人間力を涵養する教育課程を編成する

  • 1. 「仁:真心」の建学の精神を学ぶために、一般教養領域の基礎演習Ⅰ・Ⅱ、総合演習Ⅰ・Ⅱ(専門演習)また、コミュニケーション能力を身に付けるためにもボランティア活動と自己省察を全学共通科目として配置する。
  • 2. 人として必要な高い倫理観、および幅広い教養と豊かな人間性を育成するために、「一般教養領域」群に人文社会科学系の科目を配置する。

2.看護専門職業人としての専門力を育成する教育課程を編成する

  • 1. 看護の概念枠組みである人間・環境・健康の理解、また、看護の対象者を理解し基礎・基本から実践・応用まで看護学の理論と技術を深め、実践できる能力を身につけるために「看護学領域」の群を配置する。
  • 2. 看護を実践するためには、対象者の心身に起きている状況を理解し、その人に応じた健康課題をアセスメントするための知的基盤が必要である。そのために、「看護関連領域」群に医学自然科学系の科目を配置する。
  • 3. 専門知識や技術を統合・汎用し、情報検索・収集、情報の量的・質的な分析、問題解決能力を身に付けるために「一般教養領域」群に自然科学系の科目を配置する。
  • 4. 人々の健康と生活の質を高める看護を実践するためには、社会資源を評価し活用できる基礎的知識と技術が必要で、また、多職種の役割理解と看護の役割、チーム連携方法なども身に付ける必要がある。そのために「看護関連領域」群に社会科学系科目を配置する。
  • 5. 既習の知識や体験を総合し、自己の課題を明確にして、看護実践能力の向上と卒業後のキャリア形成につなげるために「看護学領域」群に統合分野を配置する。
  • 6. 地域で生活する人々が、より健康に安心して暮らせる支援を目指す保健師は、専門知識・技術の修得を身に付ける必要がある。そのために、選抜制となるが、統合教育を基盤とし、看護師・保健師の両国家試験受験資格に係る科目を必修として配置する。
  • 7. 保健・医療と連携・協働できる養護教諭の育成を目指し、選択制で、養護教諭1種免許を取得できるための課程を設けている。主な知識、技術を身に付けるために、「一般教養領域」群に、教育学系の科目を配置する。

リハビリテーション学部 カリキュラム・ポリシー

リハビリテーション学部では、大学の建学精神と教育理念に基づき、医療・保健・福祉分野の一員として、社会に貢献できる人材を育成するため、以下の方針に基づきカリキュラムを編成する。

  • 1. 初年次教育では物事を多面的にとらえて考察できる能力を身につけるために、一般教養科目と専門基礎科目を設ける。
  • 2. リハビリテーション専門職としてのアイデンティティーを育成し、他職種と協働して社会の課題解決に主体的に取り組む力を身につけるため、基礎演習や総合演習、ボランティア活動など実践教育の機会を設ける。
  • 3. 環境美化などに配慮した正課外教育を通して、他者への配慮と自己研鑽に励む態度を養うとともに、人としてのあり方を考える機会を設ける。
  • 4. 専門教育では、幅広い専門医学に関する知識を学ぶとともに、人びとの豊かな生活を実現するための技能を身につける科目を設ける。
  • 5. 専門的知識を実践力につなげるため、初年次より充実した実習の機会を設ける。
  • 6. 各専門分野に関する研究を主体的に行い、社会における課題解決に向けた取り組みと実践、学問体系の確立に寄与するための力を身につけるため、卒業研究を設ける。

理学療法専攻 カリキュラム・ポリシー

理学療法専攻では、大学の建学精神と教育理念に基づき、高度な専門知識・技能を身につけ、社会に貢献できる人材を育成するため、以下の方針に基づきカリキュラムを編成する。また、教育課程の体系的編成については、ディプロマ・ポリシーがどの授業で達成されるかの関係を『カリキュラムマップ』で示す。さらに、学修内容、学修方法、学修成果の評価については各授業科目のシラバスで明示する。

  • 1. 初年次教育では人としての規範的理解、大学で学ぶための思考や能動的学習の方法を身につけるための教養科目を設ける。
  • 2. 教養教育では、専攻を超えて協働学習できる科目を設定し、専門職連携の理解を深め、多角的な視野を身につける機会を設ける。
  • 3. 専門教育では、基礎医学及び理学療法学を学ぶとともに、疾病予防、機能回復、健康推進、対象者への支援ができる能力を身につけるための専門科目を設ける。
  • 4. 教養・専門教育で修得した知識や技術を総合的に実践・実証し、将来を担うべく社会で活躍するための専門性を身につけるための臨床実習を設ける。
  • 5. 各自が興味ある専門分野に関する研究を主体的に行い、臨床や社会における実践・実証ができる力を身につけるための卒業研究を設ける。

作業療法専攻 カリキュラム・ポリシー

作業療法専攻では、大学の建学精神と教育理念に基づき、高度な専門知識・技能を身につけ、社会に貢献できる人材を育成するため、以下の方針に基づきカリキュラムを編成する。また、教育課程の体系的編成については、ディプロマ・ポリシーがどの授業で達成されるかの関係を『カリキュラムマップ』で示す。さらに、学修内容、学修方法、学修成果の評価については各授業科目のシラバスで明示する。

  • 1. 初年次教育では人としての規範的理解、大学で学ぶための思考や能動的学習の方法を身につけるための教養科目を設ける。
  • 2 .教養科目と併せ、人体の構造や仕組みなど基礎医学や作業療法の原理などの専門教育の基礎となる科目を設ける。
  • 3. 専門教育では、対象者の生活行為の遂行や向上に必要となる知識や技術を学ぶ科目を設ける。
  • 4. 教養・専門教育で修得した知識や技術を総合的に活用し実践するため、世界作業療法士連盟の基準に準拠した実習の機会を設ける。
  • 5. 各自が興味ある専門分野に関する研究を主体的に行い、臨床や社会での実践報告ができる力を身につけるための卒業研究を設ける。

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